市議会報告

2006年3月議会報告 59号 


 羽曳野市は、4年連続の赤字が続き、まだ解消されず、財政の健全化を余儀なくされています。
 この中で、財政健全化計画を示しましたが、その中身は、住民サービスを削減したり、住民の負担増を強いるものとなっています。(左図)これでは地方自治体の役割である「住民の福祉の向上」をはかれるとは思えません。
 こうした、財政健全化計画を盛り込んだ18年度予算案が3月議会で審議されました。
 日本共産党は、住民の要望を予算化した事業もあるが、この予算の基本は、住民サービス削減と市民負担増につながる予算として反対しました。

《日本共産党議員団が提出した意見書》

●「医療制度改革大綱」の撤回を求める意見書(案)
●最低賃金の引き上げを求める意見書 (案)
●公共サービスの安易な民間開放は行わず充実を求める意見書(案)
●介護保険料引き上げ中止を求める意見書(案)
●消費税の増税と所得税の増税をしないよう求める意見書(案)
●公契約における公正な賃金・労働条件の確保を求める意見書(案)

《全会派一致で採択された意見書》

◆パートタイム労働者等の均等待 遇実現を求める意見書
◆抜本的な都市農業振興策の確立 を求める意見書


 市は、財政健全化のために施策を見直すといいながら、さらに市民負担を増やし、サービスを切り捨てる財政健全化計画をすすめる一方で「道の駅事業」だけは見直さず、13億2900万円をかけてすすめようとしています。
 こうした開発優先の市政運営の結果が、羽曳野市の財政悪化を招いたことは明らかです。ここを改めなければ、羽曳野市の財政建全化はありえません。
 日本共産党は、「今すぐ急がなくてもよい事業は見直しすべき」と3月議会でも主張しました。
 しかし、日本共産党以外の議員は、この事業の成否に不安をかかえながらも「ぜひすすめるべき事業であり、にぎわいや活気をつくり出してほしい。」と市の提案に賛成しています。
 市は「にぎわいや活気を」といってこの事業の重要性を強調しましたが、にぎわいや活気はどこからくるのでしょうか。
 行政サービスを削減し、市民負担を増やすことをしていて、にぎわいや活気はなど生まれてくるはずがありません。地方自治体は、福祉の増進をはかることが本来の仕事です。この充実をはかってこそ、人々が安心して豊かに暮らせる羽曳野市となり、本当のにぎわいや活気が生まれてきます。
 にぎわいや活気というのなら、古市駅周辺の整備などが急がれます。

■健康ふれあいの郷事業財源内訳■

基金繰り入れ
3億3485万円
市町村助成金(宝くじ)
1億円
市債(借金)
8億1950万円
府委託金
7500万円

*一般会計からの歳出はないが、市債は返済時期なれば一般会計から負担することとなる。
*また毎年維持費は1200万円かかる


 障害者自立支援法は、自民・公明の賛成で国会で決められ、この4月から実施されています。
 しかし、障害者とその家族には、障害が重く制度利用の多い人ほど負担が大きくなる「応益負担」が導入され、「自立支援どころか、自立を妨げ、生きる権利を奪う」という強い反対の声があがっています。
 日本共産党市議団は市に対し、3月6日、サービスの後退や利用者負担増にならないように、10項目の申し入れをし、議会では、市独自の支援策を行うよう提案しました。

 

保険料段階
第1段階
1,740
2,490
第2段階
2,610
3,113
第3段階
3,735
第4段階
3,480
4,980
第5段階
4.350
6,225
第6段階
5,220
7,470

 高齢化が進む中で、小泉内閣は、国や財界・大企業の負担は押さえ、「自立・自助」を強調し、介護保険で、高齢者のサービス利用を切り下げ、国民負担を増やす大改悪をしました。
 昨年10月から介護施設の居住費と食費が利用者の自己負担となり、この4月から介護保険制度の新たなスタートにあたり、保険料が全国一斉に値上げされました。
 羽曳野市では、65歳以上の人の保険料・基準額が、月額3480円から4980円となり、月1500円、年間1万8千円、43%もの値上げです。(40から64歳の人は月210円増で自己負担は半分)
 日本共産党議員団は、今回の保険料の大幅な値上げは、高齢者の生活を脅かすものであり、値上げに反対し中止を主張しました。
 また、現在2割弱のサービスの利用者のもとで、介護保険制度の本来の目的である、誰もが安心して受けられる制度にするために、市独自の新たな支援策を行うことを要望しました。

 

3月議会一般質問


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